• 自費診療と保険診療の違い

    昨日は前歯の被せ物について説明しました。

    だだ単に被せ物が銀色か白色かだけの材料の違いによる審美的な問題点だけではないです。
    キーワードは「体に良い&アンチエイジング」。
    前歯を例に挙げますと、保険が利くプラスチックの前装冠と自費診療のセラミックス冠とではセラミックス冠の方が変色がなく色調も自然で審美的。


    そして何よりプラークなどの細菌の塊やバイオフィルム(細菌の膜)が付きにくいため歯肉にも炎症がおこりにくいという利点があります。


    そしてプラスチックの前装冠が被さってる患者さまで多く見られるのが沢山のプラークやバイオフィルムがその前装冠の周りに付着しているのを度々拝見します。
    材質的に仕方がないことなのですが、起炎因子であるプラークやバイオフィルムにより歯肉に炎症が起こればそのプラーク中の細菌からエンドトキシン(内毒素)が分泌され歯周組織を破壊するだけでなく血液中に入り血管を傷つけ動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病他、多くの全身疾患を引き起こす原因になると言う事が医学的にも分かってきました。

    当然、血液がサラサラであることはアンチエイジングにとってとても重要なことなのです。

    我々歯科医師にとって悩ましい所は

    自費診療を薦めること自体

    「金儲け主義と思われるのではないか、或いはあそこは高額な治療を薦めてくるぼったくり歯医者と言う噂がつき患者さまが来院されなくなるのではないか」 という考えが頭の中にあります。


    しかし、私自身や家族は勿論、殆ど全ての歯科医師やその家族には保険材料では治療をしないと言うのも事実です。
    それは自費治療そのものの利点を十分に理解しているからです。

    では何故自費診療が高額なのかと言いますと、健康保険による治療費の国による負担が受けられないため全額自己負担になることや、技工物の材料自体が高価なのもありますが、治療そのものもより手間をかけ精密に型採りする工程や、高価な材料を使用して精密な型採りを行う事や、技工所自体も保険診療と自費診療とではっきりわけています。 そして自費診療の技工物をだす技工所もエキスパートの技工士がマイクロスコープ(拡大鏡)を使用しながら技工を行うためより精度の高い技工物ができるのです。当然その技工料金も材料代も高額のものとなります。

    ではそれらを踏まえて本当の意味で自費診療は高額なのでしょうか?
    例えば女性が美容院でパーマをあてるとします。
    普通のパーマでおおよそ10,000円程します。縮毛矯正やストレートパーマでは20,000円程します。
    しかし、これらはよくもっても3~6ヶ月程度です。しかし、自費診療の被せ物はかなりの年数もちます

    このようにヘアースタイルには何万円もかけることが当然でありながら体内に入れるものには節約と言うことはごく普通だと考えられています。
    勿論パーマに保険が利けば別かもしれませんね

    長くなりましたが、これからは全ての患者さまに自費診療と保険診療をしっかり説明できれば良いと思います。

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